KOBE UNIVERSITYSOLAC神戸大学 大学教育推進機構 国際コミュニケーションセンター

保田先生が「JACUEセレクション2022」を受賞しました

2022.05.12

この度,一般社団法人大学教育学会より,同学会が認定する「JACUEセレクション2022」の受賞者が発表され,本学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンターの保田幸子教授による『英語科学論文をどう書くか:新しいスタンダード』(ひつじ書房)への「JACUEセレクション2022」の授与が決定しました。

 授賞式は,2022年6月4日(土)に岡山理科大学にて行われる予定です。

JACUEセレクション2022

https://jacue.org/article/activity/selection/selections


◇JACUEセレクションについて

大学教育の改革に関して、その現代化を推し進めるとともに、本来的な人間形成機能の再生をめざすという大学教育学会の目的に基づき、出版社等から応募のあった書籍から優れたものを選定し、「JACUEセレクション」として広く紹介することを通して、各大学の大学教育改革、効果的な大学教育実践を支援することを目的としています。


◇選定理由

 本書は、英語による科学論文執筆のガイドブックであるが、類書と異なるのは、副題として「新しいスタンダード」と掲げているように、「書き手の個性や主体性を読み手に伝える」という新しい視点に立っている点である。著者が指摘するように「論文では客観的事実のみを書く」や「一人称の使用や曖昧な表現は避ける」などが標準とされてきた。しかし、近年では書き手の個性や主体性を明示的に示すことが推奨されていることを国際誌の投稿ガイドラインや掲載された論文の計量的分析によって示している。全体は、準備編、基本編、発展篇の3部で構成されており、準備編では、科学論文から主観性が排除されてきた歴史的背景、主観表現の方法を数多くの事例をもとに解説している。基本編では、科学論文のストーリー・テリングという観点から論文の流れを作る「Move」という概念を導入し、情報展開の流れについて解説する。発展篇では、さらに「書き手の個性や主体性を読み手に伝える」文章表現法を具体的な豊富な事例を用いで丁寧に解説している。本書の各説にはKey Questionが立てられ、多くのExerciseを解答することで理解が深まるように構成されている。定型表現の用例も非常に多く、英語論文を執筆するときに参考になり有益である。


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