フランス語のアクセント記号の入力方法について

フランス語には「é」や「à」などのアクセント記号付きのアルファベットや、「ç」のような特殊な文字(ちなみにこれは一種の「c」です)を用いることがあります。フランスで用いられているパソコンのキーボードでは、あらかじめこの記号が入力できるようになっているのですが、日本の大学などにおかれているパソコンのキーボードには、当然そのようなボタンは見当たりません。それではどうやって入力すれば良いのか、ということで、このページでは4通りの方法をご紹介したいと思います。

コピー&ぺースト

まず一番分かりやすい方法からご紹介しましょう。それはズバリ「コピペ」、「コピー&ペースト」による入力方法です。下の表の中から使いたいアクセント付きアルファベットをコピペして下さい。(常識かとは思いますが、コピーは「Ctrl」+「C]、ペーストは「Ctrl」+「V」で出来ますね。)

a e i o u y その他
é ç
à è ù œ
â ê î ô û « »
ä ë ï ö ü ÿ
A E I O U Y その他
É Ç
À È Ù Œ
Â Ê Î Ô Û
Ä Ë Ï Ö Ü Ÿ

Wordの機能

毎回コピペしているのも大変なので、もっとスピーディーな方法を紹介しましょう。Windowsパソコンで一般的に用いられているOfficeソフトのWordであれば、ショートカットキーが用意されています。※入力の際には、日本語全角モードではなく、半角英字モードになっていることを確認しましょう。

入力文字ショートカット
à, è, ù, À, È, Ù[Ctrl]と[Shift]を同時に押しながら[`]([@]と同じキーです)を打ち、次に打ちたい文字のキーを押す
é, É[Ctrl]と[Shift]を同時に押しながら[']([7]と同じキーです)を打ち、次にe / Eのキーを押す
â, ê, î, û, ô, Â, Ê, Î, Û, Ô[Ctrl]を押しながら[^](右上の方にあります)を打ち、次に打ちたい文字のキーを押す
ë, ï, ü, ÿ, Ë, Ï, Ü, Ÿ[Ctrl]を押しながら[:]を打ち、次に打ちたい文字のキーを押す
œ, Œ[Ctrl]と[Shift]を同時に押しながら [&]を打ち、次にo / Oを押す
ç, Ç[Ctrl] を押しながら[,]を打ち、次にc / Cのキーを押す

それぞれ、[Ctrl]を押しながら「アクセント記号に似ているボタン」を打ち、続けてそれを付けたいアルファベットを押す、と覚えておけばよいでしょう(œだけ例外ですが)。

typeit.org

http://french.typeit.org/ というサイトでは、アクセント記号付き文字の入力補助を行ってくれます。ページ上部にあるボタンをクリックすればアクセント文字が入力フォーム上に追加されます。Shiftボタンを押しながらクリックすると、その大文字が入力。さらにはCtrlキーを押しながら「e」等のアクセントをつけたいアルファベットをタイピングすると自動的にアクセント記号が付いちゃいます。ある程度長い文章をフランス語で書く時には、このサイト上で作文をして、それをワードなどのファイルにコピペで貼りつけるのが良いでしょう。

キーボードの設定変更

大学一年次のフランス語授業での課題のためであれば、上記の3つの方法を組み合わせれば十分対応できるかと思いますが、本格的にフランス語を習得したい! フランスに留学に行きたい!というような人には「フランス式キーボード配列の習得」をお勧めします。次の画像がフランス式キーボードの各アルファベットの配置です。普段使っているキーボードとの違いを確認してください。

たとえば数字の「2」を入力するはずのキーで「é」が入力できたり、「0」を入力する代わりに「à」が入力できたりするのです。ただしその代わりに数字は「Shift」キーを押しながらでなければ入力できなかったり、「A」と「Q」の位置が入れ替わっていたりと、我々にとっては面倒な点もあります・・・。とはいえ、フランス人はほとんどみんな、このキーボード配列に慣れ親しんでいます。慣れるのに時間がかかりますが、フランスで使われているパソコンはほとんどすべて同じキーボード配列になっていますので、現地で困ることがありません。

フランス式キーボードの設定方法

それではいよいよ具体的な設定方法を解説していきます。OSの種類によって若干設定方法に違いはありますが、ここでは神戸大学のCALL教室で使われているWindows7での設定方法を解説します。

1.「スタートボタン」を押して、メニューを表示させます。

2.メニューの中から「コントロールパネル」を選択します。

3.次の画面が表示された場合、「時計、限後、および地域」の中にある「キーボードまたは入力方法の変更」をクリックします。

3.もしくは、次のような画面であった場合、「地域と言語」をクリックします。

4.表示された「地域と言語」ウィンドウの「キーボードと言語」タブを選択します。(あらかじめ選択されているかもしれません)

5.「キーボードの変更」をクリックします。

6.表示された「テキストサービスと入力言語」ウィンドウにある「追加」ボタンをクリック。

7.新たに表示される「入力言語の追加」ウィンドウから「フランス語(フランス)」を探し、「-」ボタンを押して中身を展開、「フランス語(フランス)⇒キーボード⇒フランス語」にチェックを入れる。

8.「OK」ボタンを押してウィンドウを閉じる。

9.「テキストサービスと入力言語」ウィンドウも「OK」ボタンを押して閉じる。

以上で設定完了です。画面右下にある「言語バー」の「JP]をクリックすると、言語選択ができるようになっているはずです。もしくは「Ctrl」+「Alt」でも言語変更ができます。

ただし、設定が完了しても、キーボード配列が分からなければ入力は出来ないですね。冒頭に紹介したキーボード表は、「スタートボタン」⇒「全てのプログラム」⇒「アクセサリ」⇒「コンピューターの簡単操作」⇒「スクリーンキーボード」で表示させることができます。それを見ながら覚えていきましょう。

一つだけ注意が必要なのですが、アクサン・シルコンフレックス(「î」等の記号)とトレマ(「ë」等の点々)を入力する場合のみ、複合技になっています。まず通常のキーボードで「@」が記されているキーを押し(トレマの時はShiftを押しながら)、続けてアルファベットのキーを打つと記号付きの文字が表示されます。

それでは後は慣れるまで、キーボード表を見ながら練習してみて下さい。あんまり練習しすぎると、普通のキーボードを使っていても、逆にフランス式でタイピングしてしまう、なんてことになるかもしれないので要注意!