国立台湾大学研修(英語)

国立台湾大学は台湾最大規模の国立総合大学で、台湾内における大学のトップとしての評価を受けています。北京大学、清華大学、香港大学と並び、中国全土でも指折りの大学として定評があります。現在は11のカレッジ、54の専攻があり、60ヶ国を超える国や地域からの留学生(約1000人)を含めて約3万人の学生が所属しています。

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本研修の成績は神戸大学における「英語アドバンストC」(2015年度以前入学者 1単位)、「English Advanced C」(2016年度以降入学者 1.0単位)の成績として3月末に単位授与(可〜秀)されます。

【注意】


1. 本研修の単位は国際人間科学部の必修単位(GSP単位)として認められません。



2. 海事科学部と医学部の学部生、大学院生(全研究科)にも本研修の単位は授与されません。



3. 卒業直前の学部生(全学部)にも単位授与されません。(2月下旬の卒業判定までに本研修の成績が確定されないため。)


2018年度 研修概要

募集人数:16名(2019年3月14日出発時点で20歳以上の学部生・院生限定)

研修先:台湾 国立台湾大学(NTU)
研修内容:
 1. NTU生とonline group discussion 6回
(10月-1月末の平日や週末)
 2. 2019年3月16日(土)と17日(日)@台湾
  ①英語でプレゼン(練習 10月-2月 @神戸 + 本番 3月16日@台湾)
  ②英語で問題解決型ディスカッション&共同プレゼン 

宿泊:4泊5日(2019年3月14-18日) Hsiuchi House

航空チケット:参加者自身が購入(航空会社・フライトスケジュールも各自で計画)
費用:およそ7-8万円(飛行機代2-4万円+宿泊代5280台湾ドル+交通費+食事代)
   (大学からの助成金なし)
資料:
2018NTU説明会資料.pdf   スライド:説明会スライド.pdf

問合せ:国際コミュニケーションセンター 准教授 木原恵美子 
    kihara.undergrad@gmail.com


〇2018年度説明会〇 終了しました

2018年7月2日(月)12:30-13:00@B110 国文キャンパス



研修申込

申込フォーム (←Google Formへ移動します)

【申込受付期間】2018年7月2日(月)午前9時0分0秒~7月22日(日)23時59分59秒

【研修生選考期間】2018年7月23日(月)~27日(金)

 ※応募者多数の場合はグループ面接を期末テスト終了後(8月上旬〜中旬)に行います。

 

よくある質問

Q1. どの海外旅行保険に加入すればいいですか?

A1.クレジットカード付帯の保険でも構いませんし、大学生協で案内されているものでも構いません。必ず海外旅行保険に加入してから渡航してください。(海外保険証券番号を所属学部の教務課に報告してから渡航していただきます。)

 

Q2. どの航空会社のチケットを購入すればいいですか?

A2. 現地集合・現地解散となりますので、国立台湾大学の宿泊施設に2019314日中にcheck in318日にcheck outできるように航空会社・フライト時間を自由にお選び下さい。(必ずしも関西空港から出国・帰国する必要はありません。)(本研修には教員が帯同しますので帯同教員と同じ便(関西空港桃園空港)に搭乗して渡航することも可能です。)

 

Q3. 台湾でスマホは使えますか?

A3. 台湾桃園空港でSIMカードが販売されていますし、日本であらかじめSIMカードを購入することもできます。国立台湾大学内では大学のWi-Fiを利用できます。

 

Q4. 台湾での宿泊代はどのように支払いますか?

A4. 各自が現地で現金で支払います。(シングルルーム11320台湾ドルです。)

 

Q5. 国立台湾大学のどんな学生とペアやグループを組むのでしょうか?

A5. 本学研修生の学部・学科・学年情報を先方に送りまして、国立台湾大学側でも本学の参加者と似たような学部・学科・学年の学生を集めていただく予定です。それから神大生2名とNTU生2名のグループを編成します。


Q6. 国立台湾大学の学生とどのようなトピックで議論するのでしょうか?

A6. 同じグループになった学生とその都度相談しながらディスカッショントピックを決めます。(教員がトピックを準備することもできますが、参加学生の間で決めることをオススメします。)


Q7. 参加にあたってどれぐらいの英語力が必要ですか?

A7. 英語力よりも「英語で伝えることを諦めない強い気持ち」の方が大切です。英語をうまく話せて、議論をうまく展開出来る学生は最初からおりません。けれども誰でも回を積み重ねるうちに英語も議論も上手くなっていきます。語学研修以上、長期留学未満の研修とお考えください。


Q8. この研修に参加するにあたって必要なものを教えてください。

A8. 以下のものが必要になります。

- NTU生とonline discussion 6回を行える柔軟なスケジュール
- ビデオ通話できる lap top PC(タブレット代用可)
- Skype account/Google account(ビデオ通話用)
- Facebook account(全体連絡用)
- Facebook Messenger app/Google Hangout app(NTU生との連絡用)
- PowerPoint(keynote代用可)
- 台湾でプレゼン(口頭/ポスター)するコンテンツ
(ポスター印刷は国際コミュニケーションセンターで行います。)
- パスポート(有効期限が3ヶ月以上あるもの、入国ビザ不要)
- 海外旅行保険




(本研修は2018年度に立ち上がった新しい研修ですが、参考までに、2017年度に科研費プロジェクトの一環で行った台湾の学生とのオンラインディスカッションと台湾でのディベート会議の参加者からの感想を載せておきます。)

過去の参加学生より:橋爪 聖 さん (参加当時 経営学部3年生)

灼熱の台湾での英語合宿は私に国境や言語の境を越えたかけがえのない一生の友人と次の目標へと突き進むための大きなモチベーションを与えてくれた。

振り返ると「異国の地で外国の人と英語で議論をする」なんて高校の英語のテストで200点満点中6点を記録した僕からはかなり縁遠いことだった。そんな英語とここまで向き合うことになった最初のきっかけは大学入学前の1年間の浪人生活。ここで英語への苦手意識を克服できたことから「神戸大学では国際的な経験をどんどん積もう!」と思い立ち、1年次春休みにベトナムでのAIESECボランティアインターンシップに参加、2年次夏休みにはタイ旅行を経験し、英語を使って海外の人と交流する経験を積んだ。もちろんすべてが期待や計画通りに進んだわけではない。たとえば海外初経験となったベトナムでは私の気負いすぎる性格も災いして最初は海外の学生たちとうまく意思疎通がとれなかった。悔しい思いをするたびに「もっと英語でコミュニケーションがとれるようになりたい」「もっと英語でいろんなことを議論できるようになりたい」という思いが芽生え、帰国後、日本で黙々と英語学習を続けた。そんな時に台湾の学生と英語で議論する機会に巡り合った。「これしかない!」と思った私は迷わず参加を申し込んだ。

予想通り台湾で討論を終えるまでの道のりは平たんなものではなかった。渡航の約半年前から台湾の学生とペアを組み、メールやビデオ電話を使って議論の準備に着手したが、最初は思ったことを相手に正確に伝えることにとても苦労した。本番まで台湾の学生と対面で会うことができないなかでモチベーションを保って準備を進めることは大変だったが、議論内容へのフィードバック以外にも普段の何気ない会話で息抜きをしては、お互いを励ましあい準備を乗り切った。しかし、そもそも言葉の壁がある状況でうまく議論できるのだろうか?という不安は最後までぬぐえなかった。

迎えた台湾での討論本番。半年間推敲に推敲を重ね、互いにフィードバックをすることで磨き続けた議論のすべてを仲間と出し切った。2日間にわたる計8時間のディベートを終えたときの達成感に勝るものはなかった。討論後は台湾の伝統料理に舌鼓を打ち、将来の展望についてもざっくばらんに話しあう私たちの間に国や言葉の壁はなかった。台湾での英語合宿から半年後に、台湾の学生が私の地元福岡に来たときは一緒に寿司を囲んで共に取り組んだ思い出話に花を咲かせた。海の向こうの台湾にかけがえのない友人ができたのだ。

遠征を通して感銘を受けたのは台湾の学生の学びに対する貪欲さとモチベーションの高さである。常に将来の目標のために真摯に努力を続ける姿勢がとても印象的だった。1週間の台湾の滞在で刺激を受けた私は、帰国後も彼らの姿勢に倣って英語学習に取り組んでワシントン大学への1年間の留学切符を勝ちとることができた。多国籍企業で世界を股にかけて活躍できるビジネスマンになるという将来の目標に近づけるように、アメリカでも自分を奮い立たせてこれからも目標を1つ1つクリアしていきたい。

台湾研修への参加を迷っている学生には思い切って参加してみることをおすすめする。海の向こうの仲間と普段使わない言葉で協働する経験は間違いなく今後の人生の大きな糧になる。

(2015年度 グローバル英語コース GEM クラス 選抜生・2018年度後期よりKIBERプログラムでワシントン大学へ交換留学・トビタテ!留学JAPAN 9期生


過去の参加学生より: 武田 ちなみ さん(参加当時 経営学部5年生)

大学3年次に経営学部の交換留学プログラムKIBERでワシントン大学に留学した私は「日本が得意とする分野で国際的に働くこと」を目指して就職活動に取り組みました。しかし選考を受けていくなかで「世界を舞台に働きたい。将来は海外勤務がしたい。」と言いながらも留学から帰国後はまったく英語を使わない日々を送っていたことに危機感を抱いていました。そんななかでこの機会を知り、普段の日本での生活ではなかなか得られない英語を話す・書く機会が持てることと、台湾という私にとって未知の場所へ行けることに魅力を感じ、就職活動終了後すぐに台湾行きを決めました。

しかし、留学して英語で行われる授業を受けることとはまた違う難しさが英語でのディベートにはありました。留学中にも実感していたことですが、未知のことに挑戦するときは自分自身を客観的に見つめる機会が増えます。できない自分に気がついて自分自身に何度もがっかりさせられます。今回の英語ディベートでもまさにそうでした。ハイスピードで展開される議論に圧倒されほとんど発言できなかったり、準備段階で集めた情報やデータを本番にうまく活用できなかったり、自分の議論力の弱さを何度も痛感しました。けれどもそれ以上に、相手の質問に対して即座に筋道の通った主張を返す瞬発力のある人、相手からの反論に真摯に対応しながら最後まであきらめずに自分の主張を続けられる人、和やかな雰囲気で議論できるように相手の主張を受け入れたうえで自分の考えを伝えることができる人、先輩や後輩、先生から大きな刺激を受けましたし、「自分もこうなりたい」と思う人々に出会えました。

台湾の学生はとてもあたたかく、また努力家でした。私が一緒に議論した学生たちは日本語専攻でしたが、日本語の勉強に真摯に取り組み、努力を積み重ねている姿勢は、同じように外国語を学ぶ者として見習わなければいけないと実感しました。お互いの文化や言語、生活などを語り合えたことはとても楽しかったです。ガイドブックには書いていないディープな台湾を知ることができたのも現地の学生との交流があってこそだと思います。

就職活動を終え「これから卒業論文を書いて、卒業までの日々をなんとなく過ごすのだろうな」と思っていましたが、学生生活の最後にこのような「できない自分に気付く」という経験ができたことは本当に幸せだと思っています。この短期間の研修で英語が劇的に伸びるわけではありませんが、自分と深く向き合うことでこのたびに新しく発見した自分自身についての理解と、一緒に討論して築いた台湾の学生たちとの絆はこの先ずっと大切にしていきたいです。

 

過去の参加学生より: 村瀬 元章 さん (参加当時 工学部 機械工学科 5年生)

電車の中で広告を見れば必ずといっていいほど語学学習の関連情報を見かけます.また, 周りの大人は「社会で生きていく上で英語が必要だから,しっかり勉強しておきなさい」と口をそろえて言います.でもそれだけでは「英語を学ぼう!」となかなか思えないのではないでしょうか.

思い返せば私自身も大学入学当初は「英語が話せるようになりたい」とただ漠然と思っていました.しかしながら実際には何もできていませんでした.そこで2年生の時にワシントン大学研修に申込み,人生で始めて海外に出ました.その後何かに突き動かされるように工学部の部局間協定を利用してスウェーデンの大学に1年間留学したら, 英語をある程度は話せるようになっていました.1年生の時には何をすればいいのかすらわからなかった私が1年間の北欧生活を乗り切ることができました.

これまでの国内外の学生生活で人との出会いに恵まれましたが,同世代の人間と本気で議論を交わすという機会はあまり持てませんでした. そんななかで台湾の学生との協働プロジェクトはSNSでのやり取りからスタートしました.Face to Faceでは簡単に会話が進むけれども,SNSでは難しいということはよく知られた事実ですが, 実際にその通りであることも改めて痛感しました.しかしながらそのなかで自分の意見をしっかりと準備し自分が知りうる限りの言葉を用いて意思疎通に努めました.

SNSから飛び出し, 実際に台湾で現地の学生と対面するとまた違った印象を彼らから受けました.一見するとただの学生でも,学んでいる専門分野も異なり,考え方も同じではありません. 自分たちで決めたディスカッショントピックに真剣に向き合い, 議論を進める中で,他学部の学生や台湾の学生は自分とは異なる視点から物事を捉えており,自分にはない意見を持っていることがわかりました.その違いからさらに自身の考えを客観的に分析することもできました.

また, 台湾の学生と真剣に議論することで, 討論後はチーム(日台混合)としての達成感を得ることができ,出会って間もないのに台湾の学生と友情を育むこともできました.(台湾の人たちが親日家であり日本のことをよく知ってくださっているという背景もあるのかもしれません.)海外で友人を作ることの難しさを長期留学中に学んだ私にとって,住んでいる島が違っても, ひとつの目標に向かって共に努力すれば過ごした時間が短くともしっかりとした友情が生まれるということには驚きと感動がありました.

この協働プロジェクトの中で私が再認識したことは,「ただ言語を学ぶ」だけでは何の意味もなく,「自身の価値観,考えを異文化で育った人とどれだけ共有できるか」が大切であるということでした.自身の勉強不足で意図していたことと違う伝わり方をしてしまうことも何度もありました.しかしその失敗体験から,より論理的に自分の考えを伝える方法を具体的かつ実用的に学ぶことができました.

ただしそんな失敗の数々も私が未熟な学生であるから許されたと思います.社会人であれば看過されなかった言動もあったのではないかと思います.けれども「まずは学生らしく自由に発言すること」これが大人達が学生に英語学習や海外経験を薦める最大の理由ではないかと私は思います.

これからグローバル化と機械の知能化がますます進み,これまで以上にグローバルに活躍できる人材になることが求められると思いますが, 「外国語を学ぶことによって,たくさんの人と出会えるチャンスを得ることができる」と信じて英語も勉強しながら, 機械工学を学んでいます. 将来はエンジニアとして,もっと多くの人に出会い,様々な環境に身を置き, 人の役に立つモノやテクノロジーを色んな人と共に作り上げたいと思っています.

私を台湾に突き動かしたものは,まぎれもなく「人との出会い」「人と想いを共有することの喜び」でした.これからもその喜びのために私は新しい学びに挑戦し続けます.

一度きりの人生なのですから、この研修で1人でも多くの人と出会い一緒に働いてみてはどうでしょうか。

 

過去の参加学生より: 熊澤 亘洋 さん (参加当時 理学研究科 修士2年生)

台湾と聞くと皆さんは何を思い浮かべますか?小籠包で有名な鼎泰豊ですか?千と千尋の神隠しの舞台だと噂になっている九份ですか?私もこの研修前に台湾へ訪れたことは2回しかなく、台湾についての知識はその程度しかありませんでした。そんな私がこの研修に参加したのは、英語での討論を通して西オーストラリア大学留学で手にした英語力を維持する良い機会になると思ったからです。加えて、海外旅行が好きなので、現地の友人を作って案内してもらいたいというのが私のモチベーションでした。結論から申し上げますと、この研修は大変です。大変ですが、安心してください。頑張ればその分得るものも多くなりますし、先生方もサポートしてくれます。

台湾滞在で、多くを学びました。1つ目は学びの姿勢です。僕が会った台湾の学生は英語を話せるのはもちろんのこと、日本語も流暢でした。私は他の平均的な日本人と比較すると多少英語を話せるだけですが、正直それで満足していました。日本語を流暢に話せるのに「仕事で使うためにはまだまだです。」と言う台湾の学生の謙虚な姿勢に、改めて自分の考えの甘さに気付かされました。将来、海外で働く機会があるので英語が必須ですが、この気持ちのままでは英語力を維持するどころか、低下すると感じました。研修後は毎日英語に触れて、留学後よりも更に高いTOEICのスコアを取得するために謙虚な姿勢を忘れずに日々勉強するようになりました。

2つ目は如何に自分が無知であるか、そしてその無知が相手にとって失礼になるかということです。僕が会った台湾の学生は日本語を勉強している学生ということもあるかもしれませんが、日本の文化、有名人、観光名所等について深く知っていました。私にはお客様気分がどこかで残っていたのかもしれません。台湾の学生の友人を作りたいと思っていましたが、結局台湾について何も知らず勉強しないまま研修に向かってしまいました。私は何も知らずマンダリンも話せず大変恥ずかしい思いをしました。私は彼らにとって初めて知り合う日本人であったかもしれません。言うならば私は日本人代表として研修に参加したと言っても過言ではないと思います。無知は相手にとって失礼になります。研修に参加する際にはディベートの準備をすることはもちろん、自分は日本を代表しているという気持ちを忘れずに、予め相手の文化や言語について最低限勉強することを勧めます。

この研修に参加することで見えるものは人によって違うかもしれません。それに得ることや反省することも多々あると思います。その経験を次にどう活かすかが大切であると思います。